生き方講演会を開催しました。
昨年度3月に、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗員・乗客を受け入れた藤田医科大学岡崎医療センターに、3年生を送る会での合唱をCDにして届けさせていただいたことに対して、森瀬医院長様と小島看護部長様が来校してくださり、講演をしていただきました。
森瀬医院長様からは、「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗員・乗客を受け入れた開院前の岡崎医療センターでの取組についてお話をいただきました。日本全国民にとっての非常事態という認識の下、感染者の方々に適切な対応をしてその生命を守りつつ、感染を市中に広げない防御を確実にとれる施設が国内にほとんどなかったことから受け入れを決断されたそうです。医療センター内の様々な医療チームや厚生労働省、市保健所、市消防など多数の専門家が一丸となって対応し、昼夜をいとわず懸命に今回の事態と向き合ってくださり、最後まで一人の2次感染者を出すことなく対応を終えることができたそうです。地元の企業、住民の方々からの多くの支援を受け、それが職員みんなの大きな励みになったとお話いただき、その内の一つが本校からの合唱CDだったということです。
小島看護部長様からは、贈らせていただいた合唱CDを昼食時に館内放送で流していただいたと教えていただきました。聴いてくださった滞在者の方々が笑顔になってくださった様子や職員の方々が励まされ、なかには涙を流される方もいたということをお話いただき、自分たちの行ったことが、人々を支えたり、励ましたりすることにつながっていたことを実感することができました。
会の最後に、感謝の気持ちを伝えるために全員でライジングサンを踊りました。医療関係者の皆様と中学生、立場は違いますが、この新型コロナウイルスという難局を乗り越えるために思いを一つに頑張っていこうと決意を新たにすることができる機会となりました。